「家の壁にいつも立ちションをする人がいて、注意しても「そんな覚えはない」とシラを切られた、「せっかく花を育てているのに立小便をされて枯れてしまった」、そんな迷惑者をなんとかしたいというお悩みを解決するためのヒントとして、3つの対策方法をご紹介いたします。
立ちションは「軽犯罪法違反」に該当
以下の表に軽犯罪法に関する2つの内容をまとめました。
悪意のある立ちションは『軽犯罪法違反』に該当し、自身が迷惑を受けている立ちション犯を正当に処罰することが可能なのか確認できます。
内容 | ポイント | |
軽犯罪法第1条 | 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはそれをさせたもの。 | 公衆の集合する場所において立ちションをしている場合は軽犯罪法に抵触する。 |
軽犯罪法第4条 | この法律(軽犯罪法)の適用にあたっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない。 | 公衆の集合する場所において立ちションをしていたとしても、状況を見極めて軽犯罪法を乱用しないようにしなくてはならない。
つまり、トイレが近くにないなどやむを得ない状況であれば、警告で済む場合がほとんど。 |
立ちションしている本人は「解放感があって、気分がいいから」、「つい飲みすぎてトイレを探すのも面倒だし、まぁいっか」などと軽い気持ちでやっていたとしても、その行為は軽犯罪法にあたり、警察を呼べば正当な理由で対処してもらうことができることを説明して、2度としないように忠告をしてみましょう。
立ちションを防止する方法3選
大切な自宅の門や壁などに小便をされて気分がいい人などいません。男性の迷惑な習慣に対し、予算や被害度合いに合わせて選定してみてください。
・監視カメラ
・センサーライト
・立ちション禁止ステッカーや張り紙
上記以外にも、海外では特殊塗料を壁に使用して、立ちションをした時に自分に跳ね返ってくるような構造にして撃退するユニークな方法もあったりします。
監視カメラ
監視カメラの設置は、立ちしょんをする側も悪い行為だとわかっているため、「カメラがついている」と認識させることで抑止効果があります。万が一、悪質な立ちしょん犯に遭遇してしまっても、警察に相談する際に映像証拠があると状況の共有がスムーズになります。
また、監視カメラがあれば、立ちしょん以外にも泥棒など他の犯罪に対する抑止力が高まる効果も見込めるので一石二鳥です。
監視カメラを設置する際に注意すべきことが1点あります。
取り付ける角度によっては隣家や近所の人が「我が家の敷地まで撮影されている…」と勘違いして苦情を言われてしまうことがあります。
そのため、トラブルを避けるためにも監視カメラをつけたい旨を説明したり、なるべく必要な部分以外映らないように工夫したりすることが重要です。ご近所の方への配慮を忘れないように心がけましょう。
センサーライト
人感センサー機能のついたセンサーライトを使用するのも有効です。立ちしょん犯が塀や壁に近寄った際に、ライトが点灯し、威嚇することができます。また、立ちしょんをするのは夜間の時間帯が多いので、灯がつくことで異変に気付くことができますし、意欲を削ぐことができます。
ただ、一定の時間動きがなければライトが消えてしまうのと、その家を狙って嫌がらせでやっている場合には、一時的な効果しか得られない可能性があります。
立ちション禁止のステッカー・張り紙
インパクトのあるものからシンプルなものまで種類は豊富で、立ちションしている人が最も立ちションをためらってくれそうなステッカーを選んで、目線の高さや低い位置に貼ることも1つの手段としても十分役立ちます。
安価で購入できて、視覚的にも立ちションをしている人へ訴えかけることができます。
【立ちション禁止ステッカーの見本】
参照:アマゾン
少し脅しの要素も入っていて、忠告を与えるには効果的なステッカーです。
参照:アマゾン
可愛げなイラストも入っていて、貼っていたとしても景観の雰囲気を壊しにくいステッカーです。
また、立ちション禁止の張り紙は、ステッカーと違って自由に自分好みにデザインが可能です。
そのため高圧的なデザインや恐怖感を煽ったデザインにすることで、不快感を覚えるようなデザインにすることもできます。
「立ちション見つけ次第通報します」や、「立ちション監視用カメラ24時間撮影中」といった文字だけでも一定の効果が見込めます。
【立ちション禁止張り紙の見本】
鳥居のあるところに立小便をするのはバチが当たりそうで気が引けるので、効果的です。
【小さい鳥居設置】
参照:アマゾン
ミニサイズの鳥居を設置して対策をするのも、より効果的かもしれません。
当社はセキュリティ専門会社です。監視カメラ導入を検討の際はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回の要点はこちらです。
・立ちション犯には、『立ちション=犯罪』であることを認識させることが重要
・立ちション防止策としては、監視カメラの設置、センサーライト、立ちション禁止ステッカー・張り紙などが有効
立ちションは軽犯罪法に抵触しますが、悪質な場合では無い限り警察に相談をしても対処してもらうのが難しいという問題があります。そのため、まずは自分自身で防止策をとり、それでもやめないで継続的に立ちションをしてくる悪質な立ちション犯に関しては、警察に相談するなど強めの対処をする必要があります。