アパートに防犯カメラを導入する理由4選と機器・業者選び

アパートに防犯カメラを導入する理由4選と機器・業者選び

近年はアパートやマンションなどの集合住宅においてオートロック式の扉と防犯カメラを設置するところが増えてきました。

駐輪場における盗難やゴミの不法投棄対策だけでなく、住民が抱える不安を取り除き安心して入居できる環境を作ることは、物件価値を高め、同じ地区の他物件よりも家賃が高くても長く入居してもらうことができます。

今回は、アパートにおける防犯カメラの導入目的から、「どのような基準でカメラや設置業者を選べばよいのか」についてご説明いたします。

アパートに防犯カメラを導入する理由

防犯カメラを設置し抑止効果でトラブルを未然に防ぎたいとアパートオーナー様は考えると思います。

そのため、防犯カメラの抑止だけなら偽物でもよいと判断してダミーカメラを設置するケースがあります。
しかし、防犯カメラのプロが見ればもちろんわかりますし、犯罪を企てる侵入犯もダミーカメラの知識を持っている場合があります。

ダミーカメラについては別の記事にて紹介していますのでダミーカメラの設置で絶対にやってはいけない事をご覧ください。

この記事では、アパートでなぜ防犯カメラを導入するべきなのか理由を4つ解説いたします。

空き巣盗難防止

平成30年の警察庁の統計によると2009年に148,771件、空き巣の被害が出ているのに対し2018年には62,745件と空き巣件数としては約半数になっています。

これらの理由としては窓ガラスや鍵の性能が向上したなど様々なことが要因とされていますが、防犯カメラやホームセキュリティ製品の拡大が犯罪件数の減少につながっているのではと考えられています。

しかし、3階以下の共同住宅の空き巣件数は、1戸建て住宅や商店、金融機関等を含めた割合の中で12%と比較的多くの割合を占めています。
空き巣などの窃盗犯は人目が少なく、防犯カメラが設置されていないアパートや家を狙うことが多いため、防犯カメラをアパートに設置しておけば、犯罪への抑止力になるでしょう。

不法投棄やイタズラの防止

アパートのような集合住宅においては、しばしば不法投棄やイタズラの被害に遭うことがあります。
防犯カメラを設置することで、「しっかりと見張っているぞ」というメッセージを与えることができるため、不法投棄やイタズラに加えて、放火といったより危険な行為を未然に防ぎます。

また、ごみ出しにおいて、マナーの良くない入居者や入居者ではない勝手にゴミを置いていく人を特定できず、注意出来ないというお悩みをもつ賃貸物件オーナー様は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
物件の価値を落とすような不法投棄やイタズラをさせないためにも、防犯カメラを設置して映像を確認することでマナー違反者を特定し警告することが大切です。

不審人物の抑止

警察庁の統計によれば、空き巣被害が最も多い時間帯は、午前10時~午後4時です。これは住人が通勤や通学で一般的に不在になりやすい時間帯です。

アパートに防犯カメラを設置する理由の一つとして挙げられるのは、不在になりやすい時間帯の不審人物に対する抑止力でしょう。
防犯カメラによる抑止効果とは、犯人の心理に「監視されているのかもしれない」、「映るかもしれない」という意識を植え付けることができることです。

また、用もないのにアパート近辺をうろうろしている不審な人物やタバコの吸い殻を捨てるなどの迷惑行為をする人物を寄せ付けない効果が得られます。
防犯カメラを導入し、セキュリティ対策を行うことで住人が安心して長く入居し続けられる環境づくりが可能です。

物件価値の向上

部屋探しの場面で人々が賃貸住宅に求める設備のハイグレード化を希望されており、安全性が確保されていること、すなわち防犯カメラが設置されていることを物件選びで重視しされています。

全国賃貸住宅新聞に2020年に掲載された【単身向け この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる】というランキングにおいて全体の11位に防犯カメラがランクインされていました。

入居先を探している人の多くが物件選びで、セキュリティの高さを重視するようになったということです。セキュリティの充実、防犯カメラの設置は賃貸物件を探している人に対してアピールポイントとなります。

防犯カメラ 機器と業者選び

アパートで防犯カメラを導入する理由について解説してきましたが、では実際に防犯カメラを導入する際にどのようなカメラを使えばいいのか、どんな基準で業者選びをすればいいのか選び方のポイントをご紹介いたします。

防犯カメラ選び

防犯カメラの種類は大きく分けてバレット型・ドーム型・PTZ型の3種類あります。それぞれのメリットとデメリットを知り、カメラを選定していく必要があります。

バレットカメラのメリットとして威圧感や存在感があるので、犯罪の抑止効果を期待できます。
デメリットとしてはカメラがどこをとらえているのか判断しやすい為、映像に移る人物に対して心的なプレッシャーを与えてしまいます。

次にドームカメラですが、天井に設置することで違和感が少なく、景観を損ねることなく設置できることが魅力の一つです。アパートですのでエントランス・共用部(屋内)ドームカメラを選ぶのをおすすめします。防犯カメラの形状としてはコンパクトで景観を損なわないドーム型のカメラを選ぶと良いと思います。
デメリットとしては侵入者に威圧感を与えられるような形ではないため、不審者や侵入者への抑止効果が薄いです。

最後にPTZ型のカメラですが、メリットとしてはカメラの向きを上下左右・ズームを自由にコントロールすることができます。自動で撮影位置を変えることができる機能も付いているので、時間帯で見る場所を変えることができます。また、ズーム機能を使用して設置位置から離れた敷地内を撮影することが可能です。
デメリットとしては他のカメラよりも高性能な分、製品自体が高額な傾向があります。

業者の選び方

防犯カメラの設置工事はあまりなじみがないものだと思います。
「どんな製品を設置すればいいかわからない」
「そもそも防犯カメラはどこに頼めばいいかわからない」
といったお悩みを抱えている方が多くいらっしゃると思います。
これらの悩みの原因は防犯カメラの正しい情報が世の中に浸透していないからです。

また、製品に対してや取付工事の価格等、設置時のことに目が向けられがちですが、防犯カメラのシステムは導入してから何年も安定して利用し続けてこそ意味があるため、どのような業者とお付き合いするかが大切になります。
不具合が発生した際に連絡したら、「カメラ事業から撤退したのでわかりません。」といったトラブルが多く発生しています。そのため、防犯カメラを専門で取り扱っている業者を選ぶことが大切です。

企業の実績、問い合わせ時の電話の印象、提案内容、製品購入後のアフターフォローについて詳しく聞いていくことが、導入後に想定していたものと大きく違うというリスクを回避できます。

セキュリティ専門の当社はオーナー様向けに月額定額で利用できる防犯カメラのサブスク「DMJサブスクリプションサービス」を開発しました。

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まとめ

今回のまとめはこちらです。

空き巣や盗難防止や不審人物の抑止
不法投棄やイタズラ防止
物件価値の向上
外周回りや入口には抑止効果が期待できるバレットカメラ、共用部は目立ちにくいドームカメラ、離れた場所を撮影するならPTZカメラがおすすめ

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