ベランダの防犯対策!防犯カメラを設置する場合は注意も必要です

ベランダの防犯対策!防犯カメラを設置する場合は注意も必要です

ベランダ 防犯カメラ

ベランダで起こりうる被害として、不法侵入、窃盗、洗濯物の泥棒などが考えられます。
空き巣による侵入経路は居室の窓や表出入り口、ベランダからの侵入も少なくありません。

ベランダでの防犯対策と防犯カメラを設置する際に注意する点をご紹介いたします。

ベランダで考えられる被害と対策

ベランダ

空き巣による最も多い侵入方法は、「無締り」で、つまり戸締りをしていないために、そのまま泥棒の侵入を許してしまったケースが多いのです。「ちょっとゴミを出しに行くだけだから鍵をかけなくてもいいか」、「今日は風が通るから、ベランダの窓を開けたままの状態で寝よう」という普段の何気ない油断は禁物です。

また、洗濯物をベランダに干すと、干している衣服を盗まれる可能性があるだけではなく、干されている衣服によって性別・年齢までも推察されてしまう可能性があるので、女性の一人暮らしの場合は特に注意が必要です。どういった対策方法があるのか解説していきます。

ダミーカメラで対策

ダミーカメラとは、偽物の防犯カメラのことを言い、そもそも映像を映せないため電源が不要、場所を選ばずに低予算で購入することができます。
ただ、ダミーだと気づかれないような設置方法や汚れなど整備を定期的にしなければならないなど注意点もいくつかありますが、「監視カメラがついている」と犯人に認識させることで「抑止効果」を期待できるものです。

一般的にダミーカメラは価格帯が幅広く、元々ダミーカメラとして作られたものもあれば、壊れた防犯カメラをダミーカメラとして再利用しているケースもあります。緊急性が高い場合に手軽に入手したり、本物の防犯カメラとの併用することにより「威圧感」を与えたりすることが可能です。
また、ベランダにダミーカメラを設置するのであれば、雨に濡れてダミーカメラの劣化が早まる可能性があるので、防水加工されているものを選ぶのがおススメです。

センサーライトで対策

人感センサー機能のついたセンサーライトを使用するのも有効です。犯人が近寄った際に、ベランダに取り付けたライトが点灯し、犯人を威嚇することができます。空き巣が狙うのは夜間の時間帯が多いので、灯がつくことで異変に気付くことができますし、留守中の場合でも空き巣の意欲を削ぐことができます。
しかしながら、センサーライト単体では、犯人への威嚇しかできないという問題点があります。

防犯カメラで対策

防犯カメラを設置した場合、カメラがついていると犯人に認識させることで抑止効果があります。
加えて、証拠映像を残すことが可能となり、洗濯物等の盗難や空き巣に入られた際の映像を残し、その映像を警察へ提供することで犯人確保を早められる可能性があります。
犯罪への抑止効果だけでなく、実際に事件が起こった際にも役立つのが防犯カメラの特徴です。

その他の手段

ベランダの防犯対策はその他にもあります。
窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割られにくくなり犯人の侵入を妨害できますし、防犯アラームを取り付けて窓の開閉を検知して音声アラームを出すことができ、犯人への威嚇、素早い発見が可能です。また、防犯カメラと組み合わせて「防犯カメラ作動中」のような張り紙やステッカーを貼るなどの防犯方法があります。
ご紹介してきた複数の方法を組み合わせることで、犯人にセキュリティ対策がしっかりしている家だとより強く印象付けることができるので、防犯効果が高まります。

防犯カメラをベランダに設置する際の注意点

次に、防犯カメラを設置する場合、注意する点がいくつかありますので、解説していきます。

プライバシーの問題

プライバシー

防犯カメラをベランダに取り付ける際に注意が必要なのは、プライバシーの問題です。
一戸建て住宅の場合でも、他の住居の様子が映ってしまうとプライバシー侵害になる可能性があります。
防犯カメラにはモザイク機能・マスキング機能などがあり、防犯カメラで撮影した映像データの一部にモザイクをかけて撮影することや、特定の箇所を撮影しない機能があります。
ただ、防犯カメラの取り付け角度によっては近隣住民には不快感を覚える人がいらっしゃる可能性があるため、他の住居が映らないとわかるような位置に向けてカメラを設置する等の工夫が必要です。

録画映像の保存方法

一般的に防犯カメラの映像の録画方法は、以下の方法があります。
① 防犯カメラに内蔵できるSDカードで録画
② 防犯カメラに接続する録画機(レコーダー)で録画
③ クラウドで録画
防犯カメラが壊された場合、一緒に録画データも破壊されてしまう可能性があるのが①のパターンです。
防犯カメラと一緒に中のSDカードまで破壊されてしまったら録画映像の確認が出来ないので、証拠映像を残すことができなくなります。SDカードで録画をするパターンは付帯機器も少なく安価であるため、予算をあまりかけたくない人に好まれる傾向がありますが、デメリットがあることを知っておかなければ後悔することになります。
②と③の場合であれば、防犯カメラが破壊されても録画データは別の場所で保存されているので、証拠映像のデータを残すことが可能です。

まとめ

今回の要点は以下の通りです。
ベランダの防犯対策は防犯カメラを始め複数の方法があるが、組み合わせて運用することが効果的
ベランダに防犯カメラを設置する場合は、プライバシーの問題・録画映像の保存方法について注意する

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