入退室管理システムは、防犯対策・情報セキュリティ対策の強化することができるだけでなく、顔を認証する際に体温とマスク着用検知機能がついているシステムもあり、コロナ対策も合わせて取り入れることもできるため、より効率的かつ有益な活用が可能です。
これから入退室管理システムの導入を考えている方に向けて、認証システムの導入メリットを確認すると同時に、認証機能別に商品をご紹介いたします。
認証方法別、おすすめの入退室管理システム
入退室管理システムには複数の種類があり、ニーズに応じて製品を選択することが可能です。
当社のラインナップから認証方法別におすすめできる入退室管理システムをピックアップしたので、自身が希望する用途に対してどの認証方法が適しているか確認してください。
【認証別おすすめ入退室管理システム3選】
● カード認証のみ「AC-F」
● 顔・指紋・パスワード認証の「AFFIS-05」
● 顔・指紋・手のひら・体温検知・パスワード認証ができる「AFFIPCOS-05TH」
カード認証のみ「AC-F」
AC-Fは、入退室管理をカードのみで認証をするタイプの機種です。
ICカードによる認証方法は入退室管理をする中でもっとも簡易的なシステムで、取り入れやすいのが特徴です。
まずは、入室できる人を制限したい場合に、特定の人にのみICカードを配ることで入室者を制限することが可能なため、負担をかけずにセキュリティの向上を図れます。
【製品仕様】
認証形式 | カード |
品名 | AC-F |
データ容量 | ● ユーザー数:60,000人
● カード数:60,000枚 ● 履歴保持可能件数:600,000件 |
顔・指紋・パスワード認証の「AFFIS-05」
AFFIS-05は、入退室管理を顔・指紋・パスワードの3点から選んで認証をするタイプの機種です。
ICカードによる認証がなく、生体認証とパスワードで管理できる製品です。
生体認証は、「ICカードなどのような認証のために必要なもの」を持ち歩く必要がなく、紛失の心配がないので安心できることと、認証の偽装が難しいためセキュリティレベルが高いことが特徴です。
【製品仕様】
認証形式 | 顔・指紋・パスワード |
品名 | AFFIS-05 |
データ容量 | ● 顔:6,000面
● 指紋:6,000枚 ● 履歴保持可能件数:200,000件 |
顔・指紋・手のひら・体温検知・パスワード認証ができる「AFFIPCOS-05TH」
AFFIPCOS-05THは、入退室管理を顔・指紋・手のひら・パスワードの4点から選んで認証をするタイプの機種です。
AFFIPCOS-05THのおすすめポイントは、誤差±0.3℃で測れる体温検知リーダーであることです。
ウィズコロナ時代において、体温管理にシビアな世の中だからこそ、正確に測れる体温検知機能は重宝されますし、この製品1台で体温確認と入退室管理ができるため、利用者の体温確認と認証の手間を減らすこともできます。
強固なセキュリティと感染症対策を兼ね備えており、危機意識が高い企業が積極的に取り入れています。
【製品仕様】
認証形式 | 顔・指紋・手のひら・体温検知・パスワード |
品名 | AFFIPCOS-05TH |
データ容量 | ● 顔:6,000面
● 指紋:6,000個 ● 手のひら:3,000個 ● 履歴保持可能件数:200,000件 |
システムの適用分野・利用シーン
入退室管理システムは、資産保護・情報保護のためには導入必須といえる管理システムです。
情報保護は基本的に個人情報を扱うような企業だけでなく、社外秘の企業情報などのように管理しておくべき特定の情報がある場合であれば、全分野を対象に活用すべきシステムといえます。
企業によっては管理する情報の重要度合いでシステム導入が必須か否かを判断することにはなってくるので、具体的にどんな分野で入退室管理システムが扱われているのかを確認して、システムを導入すべきかご検討ください。
【入退室管理システム導入事例】
● 製薬会社
● 金融機関のシステム開発業を行なっている企業
● 電化製品の新製品研究開発業
● 営業マンなど人の出入りが多い企業
研究や新商品の開発を行なっている分野では、外部への情報漏洩対策として、入退室管理システムを導入するところが多く、また、営業メインの商社のような分野は、営業マンなどの人の出入りが激しいため、出入口にはICカードのみの管理システムを導入し、来訪者がスムーズに入退館可能なようにしている企業も多く見受けられます。
まとめ
入退室管理システムを導入することはセキュリティ対策を実施する上で導入必須のシステムと言えます。
強固なセキュリティシステムを導入するほど取引先やユーザーだけでなく、従業員からの信頼度も高まります。
また、システムによっては顔認証機能と合わせて体温検知機能が付帯しているものもあり、近年流行しているコロナウイルス感染防止対策の一つとしても役立てることが可能です。